都教委よ! 「特別の教科 道徳」の内容項目「遵法精神、公徳心」を養え!

皆様
 こんばんは。増田です。長文、ご容赦を!
 
 本日(10月31日)早朝、件名の東京都学校ユニオン恒例の月末都教委糾弾ビラまきを行いました。全くもって道徳心の無いヤカラほど「子どもたちへの道徳教育を強化しろ」なんぞと声高に呼ばわるようです。都教委の面々にこそ、道徳教育を施してやることが必要なんですけど…

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都教委よ! 「特別の教科 道徳」の内容項目「遵法精神、公徳心」を養え!
      犯した違法行為に対して「反省」し「謝罪」する、という「道徳心」を持て!

☆またもや、「日の丸・君が代の強制」反対者に対する都教委の処分権乱用を、裁判所が断罪!
 本年9月15日、第4次「日の丸・君が代」強制処分に対して「減給以上は処分権の乱用で違法」と都教委を断罪する判決が出ました(裏面参照)。都教委は控訴することができませんでした。都教委は「違法行為を犯した」ことを認めたのです。勝訴した原告たちは10月8日付で「謝罪を求める申し入れ書」を出しました。以下は、澤藤統一郎弁護士のブログ『澤藤統一郎の憲法日記』記事の一部です。          
http://article9.jp/wordpress/?p=4899

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東京都教育委員会委員長 中井敬三 殿

 私たちは、2014年3月17日に東京地方裁判所に提訴してから3年を闘い、9月15日佐々木判決により、減給・停職処分を取り消された原告である。都教委は敗訴したが、原告らを控訴することができなかった。それにより、A-減給10分の1・1ヶ月、B-減給10分の1・6月、C-減給10分の1・1ヶ月、D-減給10分の1・6月、E-停職6ヶ月、の各処分取り消しが確定した。
 2003年10月23日に発令されたいわゆる「10・23通達」により、卒・入学式で「日の丸・君が代」を強制され、不当な懲戒処分を受けた結果、私たち原告は多大な精神的・肉体的苦痛を味わった。都教委は、減給・停職処分は「裁量権の逸脱・濫用で違法」であると判断が下ったことを真摯に反省し、原告らに心からの謝罪をせよ。(中略)

 以上申し入れる。10月13日までに下記へ回答を求める。    (太字強調は当ユニオン) 
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 10月13日は既にとっくに過ぎています。都教委は「違法行為を犯しても平気平気。俺たち、やりたい放題に権力を使えるもんね」⁉で、「謝罪する意思=良心」の不存在が際立っています。

☆都教委は、都教委作成「中学校版 東京都道徳教育教材集」の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ジャパン』で学習し、道徳心を養え!
 これは都教委のHPに載っています。明治のお雇い外国人エドワード・モースの『日本その日その日』から、当時の日本人がいかに「遵法精神、公徳心」があったかを取り上げたもので、最後はこうなっています。「モースが今の日本を訪れたなら、どのようなメモやスケッチを残すだろう・・・。」

さて、「モースが今の日本を訪れ、東京都教育委員会が違法行為を繰り返しながら、反省もなく謝罪もしない姿を見たなら、どのようなメモやスケッチを残すだろう・・・。」!?
(中井敬三教育長の他、教育委員は遠藤勝裕、山口 香、宮崎 緑、秋山千枝、北村友人、各氏)