オリンピズム精神が最も欠落しているのは都教委では!?

皆さま

 こんばんは。増田です。長文、ご容赦を!

 暑くもなく寒くもなく、ビラまきには良い季節(笑)となり、東京都学校ユニオン恒例の都教委糾弾月末ビラまきを本日、早朝、都庁前で行いました。

 このビラの裏面には、都教委作成の『五輪読本』について「『表彰式では国旗を掲揚し、国歌を斉唱』とする記述は五輪憲章に照らして誤りである」として、「費用の1億6431万円について『監査請求』が3月27日に行われた」という東京新聞夕刊記事と『週刊 金曜日』の記事を張り付けました。

 この読本には、もちろん、小・中・高とも、巻頭にはオリンピック憲章の崇高なる「オリンピズムの根本原則」が載っており、都教委は「週1時間はオリンピック教育を行え」と各学校に強制しています。

 しかし、都教委は、この「オリンピズムの根本原則」に反することばかりやっているのです。その一例をビラにしましたので、以下、お読みいただければ幸いです。

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<オリンピズム精神「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会を奨励」が最も欠落しているのは都教委では?>

★卒業式を妨害しても「国旗・国歌」強制への抵抗を制圧しようとする都教委⁉
 以下は本年3月31日「卒業式の不起立処分発令阻止と該当者支援の決起集会」での一人の教員の発言です。

「私の不起立に副校長が側に寄ってきて、ことさらに大きな声で繰りかえし言うんです。『起立してください』『あなたは職務命令に違反するのですか』『○○時××分。私は、あなたの不起立を現認しました』『式の終了後には、校長室へお越しください』などと。君が代は40秒の曲と言われていますが、そのうちの35秒間を、大きな声をあげ続けました。

私の方から、『お静かに』というんですが聞かない。あとで、『なぜあんなに大きな声を出すのか』と聞いたら、副校長曰く『言われたとおりにしたまで』。そういう返答でした」

「でも、どうも本当のところはそうではなさそうなのです。副校長会議で、上の意向を忖度して、こんなやり方をしようと意思統一したのだと思います。下が上を忖度する。この忖度の関係を上へ上へと積み重ねて、トップは絶対無責任。こういう無責任構造は危険だと思います」

「私は、本当のところ日の丸・君が代にさほどのこだわりをもってはいません。日の丸・君が代を受け入れたところで、命をとられるわけでもない。」「でもなぜ受容できないかと言えば、これが教員管理のツールとして機能しているからです。私は、都教委の教員管理のあり方を受け入れることができない。だから日の丸・君が代に起立・斉唱できない…」

澤藤統一郎氏(弁護士)のブログより http://article9.jp/wordpress/?p=8356

 2003年の「『日の丸・君が代』立て、歌え、やらねば処分だ」という10・23通達以来、こうした都教委の強制(暴力)職務命令に抗し、延べ500名近い教職員が処分されてきました。その上に懲罰として「反省」を強要する研修が数カ月にもわたり強制されてきました。
 
 去年の4月から都教委は裏面の「監査請求」報道にもあるように、五輪憲章に照らしてウソ記述もある『オリンピック・パラリンピック読本』等で莫大な都民の税金を浪費しています。もちろん、この読本には五輪憲章がちゃんと載っています。左記はその第2条です。

「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会を奨励することを目指し、スポーツを人類の調和の取れた発展に役立てることにある。」

☆都教委は、オリンピズムの根本原則にも反する国旗・国歌の強制をやめよ!