都教育委員、超高額ハイヤ―使用…そして、誰もいなくなった!?

皆さま

 こんばんは。増田です。長文、ご容赦を!
本日、以下の内容で東京都学校ユニオン恒例の月末都教委糾弾ビラまきを行いました。

 都教委の教育委員送迎ハイヤー代の2015年度決算は 170万4250円だということです。教育委員には月額43万円が支払われていますが、それ以外に希望する委員には希望する場所から都庁まで(都庁から希望する場所まで)ハイヤーを使用させています。

 パートの人は時給千円ですし、国民年金は約6万円のこの時代、教育委員が都庁に来るのに電車で十分でしょう。せめてタクシーを使えば、何分の一で済むのに、教育委員が襲われるかもしれない…自ら疚しいところが都教委にはあるのでしょう…というバカげた妄想から、こんな血税の浪費を平然とやっているのです。しかも、都民を騙して開いていた闇の裏会議(裏の闇会議!?)にも、そうなのです。

 確かに、豊洲などの問題に比すれば、ハイヤー代は少額ではありますが、都教委は夜間定時制など必要としている人々がいるのに、立川・小山台・雪谷・江北の4校の廃止を決定しました。東京都の教育委員の『識見ある』方々は、都民の血税の配分の仕方について、考えたことがあるのでしょうか…

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都教育委員、超高額ハイヤ―使用…木村孟委員退任、
 そして、誰もいなくなった!?
 
★「委員の安全のためにはハイヤーでないと危ないから」だったはずが…
 都教委は2013年5月9日の「定例会は開催いたしません」とHPで告示しながら、実はコッソリと委員たちを集め、何やら密談をしていました。つまり、都民を騙(だま)していたのです!
 
 時期的に見て、同年6月27日の定例会で、実教出版の高校日本史教科書の中の「一部自治体での『日の丸・君が代』の強制の動き」という記述が、「委員会の考え方と異なる」という理由で「不適切」と決めつける見解を議決し、学校の先生たちに検定合格の教科書を使えなくしたことと関係する会議をしたのではないか、と疑われています。
 
 裁判で都教委は「そんなことは話し合っていない」と主張していますが「懇談なので議事録は作成していない」のですから、何の証拠もありません。
 
 定例会は「会議の日時や場所、議案の件名等が公表されており、委員としての活動が把握されやすい。結果として、委員の自宅から都庁舎までの行程や都庁舎内等での移動において、様々な団体や不特定多数の者が直接、委員に抗議や批判を目的として接触し、周囲を取り囲むような事態が生じることが想定される。」から高額ハイヤーを使って委員を守る(07年4月11日教育長決定)ためでした。定例会でない密談会にハイヤー使用は必要ありません。
 
 しかも、表のように木村委員の退任後は一人の委員も高額ハイヤーを使っていませんが、安全は確保されています!?

●2013年5月9日 秘密懇談のハイヤー代
・木村 孟 委員長 81,860円
・内舘牧子 委員  21,040円
・竹花 豊 同   35,590円
・山口 香 同   13,930円            計 152,420 円 
  ※その後、内舘・竹花委員は退任
 
●2016年10月13日 定例会のハイヤー代
・木村 孟 委員 83,270円
・遠藤勝裕 同  11,580円             計  94,850  円
  ※遠藤委員は西武新宿駅から都庁まで2時間(徒歩だと約20分)の使用、
木村委員は10月19日付で退任
 
●2016年11月10日、24日の2回の定例会のハイヤー代 計       0  円
  
☆都教委よ、秘密懇談会のハイヤー使用は「不正」と認めよ!
都民の血税、むだ使いの07.4.11教育長決定を廃止せよ!
 
◎高額ハイヤー代問題・第二次実教出版教科書訴訟、第4回口頭弁論
  2月10日(金)10:00〜東京地裁606号法廷、傍聴参加を!